永遠不滅
つい最近の事、会社の仲間とローリングストーンズのLIVEに行った。
会場は東京ドーム。私はおおよそ20年前にも同じ会場でストーンズのコンサートを
経験していた・・・のだが、自分でもまさかそんなに時が流れていたのかと
いささか驚きと動揺を隠せなかった(いや、だって昨日の事のように感じるのだから)
今回は、ロックをリアルタイムでは経験していない、若い世代の子達と連れ立っての参
加だったのだが、終演後の彼や彼女達の反応はとても興味深いものがあった。
一同に魂が奮い立ったというような感想を興奮して私に伝えてくれた。
「ストーンズは、ロックは永遠に不滅なのだー」と叫びたくなったが
ふと考えると、ストーンズやロックだけではなく、人間は良い意味でも悪い意味でも
そんなに変わっていないのではないか?世代がどうとか時代がどうとか、マスコミが騒
ぎ立てるが、相変わらず人間は、賢いくせにつまらんことで悩み、愚かなくせに優しく
て、自己中心的なくせに寂しがりやで、何もしないくせに世間に腹が立ち、何かを起こ
そうとするたび不安を感じ、沢山の人に囲まれているくせに孤独を感じ、めちゃくちゃ
に傷ついたりするくせに誰かを愛したりする。。。そんな人間らしい人間も永遠に不滅
で、ロックはそんな愛すべき人々の時に応援歌としてそこに存在している。
アーティストは神よりもいささか愚かな存在の救世者なのであろう。